
電気自動車「SUPERWOLF+(スーパーウルフプラス)」が公開されました。米国カリフォルニア州に本拠をおくAlpha Motorによるピックアップトラックです。

今年4月に公開された電動ピックアップ「WOLF+(ウルフプラス)」の全長・全幅を拡大し、4ドアとしたモデル。全長は300mm拡大されていて、これにより4ドアに対応するキャビンサイズを実現しました。

4ドアにサイズアップされたことで、パフォーマンスは若干犠牲に。0-100km/h加速は「WOLF+」は5.9秒でしたが、「SUPERWOLF+」では6.5秒となっています。一方、フル充電時の航続距離は「WOLF+」では約400~440kmでしたが、「SUPERWOLF+」では約440~483kmにアップ。「SUPERWOLF+」は、4人でちょっと遠くに遊びに行きたい人をターゲットユーザーとしているようです。

1~2泊のキャンプなら十分?
エクステリアデザインでは、フロントバンパー上に6インチと10インチサイズのLEDライトバーを装備。ルーフラックにもライトを装備して、オフロード車らしい雰囲気を高めました。


ルーフにはラックを装備。キャンプギアなどを載せて走行できます。また、Alpha Motorによる他のモデル同様、ボンネット下にはフロントトランク(フランク)が装備されました。


ホイールにはKMCによるKM545 Trekを採用。走行時の高い信頼性を発揮するのはもちろん、オフロード車らしい外観の形成にも貢献しています。

従来モデルと比べたときの最大の違いは、オープンハーフドアを装着できること。クルマの中と外の境界を無くすオープンハーフドアを装着することで、オフロードをさらにスリリングに楽しめます。Alpha Motorによれば、カリフォルニアのビーチの砂浜を走ると最高に気持ち良いのだとか。「SUPERWOLF+」は電動車なので、ビーチに環境負荷を与えずに走行できます。

インテリアでは、フロントシートまわりは「WOLF+」とほぼ同じ。コックピットにはドライバーに情報を提供するデジタルディスプレイが、センタークラスターには大型の液晶モニターが装備されます。

価格は4万8,000ドル(約524万円)から5万6,000ドル(約611万円)に設定されています。