ブガッティ「シロン」を飲み込むキャンピングカー Volkner Mobilの「Performance S」 今年も「Caravan Salon」に登場

ドイツの老舗キャンピングカーメーカーVolkner Mobilが8月28日から9月5日までドイツデュッセルドルフで開催される「Caravan Salon 2021」に出展。今年も同社のフラッグシップ製品「Performance」シリーズを展示しました。

ブガッティ「シロン」を飲み込むキャンピングカー Volkner Mobilの「Performance S」 今年も「Caravan Salon」に登場
Volkner Mobilが「Caravan Salon 2021」に出展
今年も「Performance」シリーズを展示

「Performance」シリーズとは、“キャンピングカーで目的地まで移動し、現地に着いたら別のクルマで観光・滞在を楽しむ”というコンセプトを持った製品。これを実現するために、車内にガレージを装備しています。


ブガッティ「シロン」を飲み込むキャンピングカー Volkner Mobilの「Performance S」 今年も「Caravan Salon」に登場
油圧で動作するガレージ搭載

このガレージは単に便利なだけでなく、見て楽しめるデザイン。クルマの出し入れ時の動きはサンダーバード2号を彷彿とさせるもので、眺めているだけでもちょっとしたアトラクションのようにわくわくできます。

ブガッティ「シロン」を飲み込んだキャンピングカー「Performance S」
油圧でキャンピングカー自体がジャッキアップされ
ガレージが下りてきます

インテリアにもわくわく感が。車内がゴージャスなのは以前にお伝えした通りですが、それだけでなく、例えばコーヒーメーカー一式がキッチントップにせりあがってくるなど、やはりサンダーバードのような演出が施されています。

ブガッティ「シロン」を飲み込むキャンピングカー Volkner Mobilの「Performance S」 今年も「Caravan Salon」に登場
ワンダバ感が漂います

今回の展示で目玉になっているのが、ガレージにブガッティ「シロン」を格納した「Performance S」。最も高価と言われているキャンピングカーと「シロン」を組み合わせることで、世界最強タッグを実現しました。

ブガッティ「シロン」を飲み込むキャンピングカー Volkner Mobilの「Performance S」 今年も「Caravan Salon」に登場
鬼に金棒?

シロン」は8.0L W型16気筒+4ターボエンジンを搭載したハイパーカー。2019年8月2日には“300mph(482.80km/h)の壁”を破って、”304.773mph(490.484km/h)”を達成しています。

ブガッティ「シロン」を飲み込むキャンピングカー Volkner Mobilの「Performance S」 今年も「Caravan Salon」に登場
秒速136メートル!

この組み合わせでのキャンプは想像しただけでも楽しそう。豪華なキャンピングカーで現地までの移動を楽しみ、現地に着いたら「シロン」でドライブを楽しめます。また、「家に〇〇〇を忘れた!」なんてときも「シロン」ならすぐに取りに帰れます。日本だと高速道路に速度制限がありますが、ドイツでならアウトバーンは多くの場所で速度無制限。キャンプ地から自宅まで100km/h近く離れていたとしても、片道10分ちょっとで戻れます。これは気楽?

ブガッティ「シロン」を飲み込むキャンピングカー Volkner Mobilの「Performance S」 今年も「Caravan Salon」に登場
「いっけない、ハブラシ忘れちゃった」

話を「Performance S」に戻すと、今回出展されたバージョンではドイツのオーディオメーカーブルメスターと共同で開発された専用オーディオシステムが搭載されています。

ブガッティ「シロン」を飲み込むキャンピングカー Volkner Mobilの「Performance S」 今年も「Caravan Salon」に登場
スピーカーはかなり大きめですね

Volkner Mobilによれば、今回展示された「Performance S」単体での価格は203万5,000ユーロ(約2億6,500万円)だそう。ブガッティ「シロン」と合わせると価格はおよそ650万ユーロ(約8億4,400万円)になるそうです。ゴージャスなキャンピングカーと世界でもトップクラスに速いクルマの両方が欲しい方、いかがでしょうか?

ブガッティ「シロン」を飲み込むキャンピングカー Volkner Mobilの「Performance S」 今年も「Caravan Salon」に登場
キャンプって、こんなにお金がかかるものでしたっけか?