
「Splay」は折り畳み傘のように畳んで持ち運べるディスプレイ。ノートPCに接続すればどこででもデュアルスクリーンを実現し、仕事の効率を高められます。

キッチンに設置すれば大画面でレシピ動画を視聴できます
2016年に発表された「SPUD」を改良し、より実用性を高めたニューバージョン。テレワークの普及により、当時と比べてポータブルディスプレイの必要性が高まったことを受けて開発されており、以前の製品と比べて画面が明るくなり、解像度があがり、さらにプロジェクターモードが追加されています。

彼は、遊んでいるように見えますが……。
折り畳み機構は以前とほぼ同じ。折り畳み傘のように広げて使用し、使用が終わったら折り畳み傘のように畳んで持ち運べます。折り畳んだ状態では専用のハードケースに収納でき、重さは1.1kgとノートPCとあまり変わらないのでバックパックやビジネスバッグに入れて持ち運べます。


ディスプレイの解像度は1,920x1,080。「SPUD」が1,280x720だったので、以前よりは細かい文字なども読みやすくなるはず。明るさも改善されており、明るさは本体に取り付けられたコントロールユニットで調整可能となっています。

コントロールユニットからは、内蔵デュアルスピーカーの音量も調整できます。また、PCと接続するHDMIコネクタが装備されています。「Splay」にFire TV Stickなどを取り付けて動画のストリーミングサービスを視聴したい人向けに、それらに給電可能なUSB-Cポートも用意されました。

プロジェクターモードは、光源部が明るくなったことで実現した機能。80インチサイズに投影ができるので、プレゼンなどでも利用できます。


開発元のAroviaは「SPUD」のときと同じように、「Splay」の商品化に向けた資金調達をKickstarterで実施する予定。クラウドファンディングプロジェクトは10月5日にスタートし、開始時に「Splay」の詳細なスペックや価格などが公表される予定となっています。
