自転車キャンピングカー「Cercle」 重さ3.5kgの「キャンピングコンパニオン」を装備

「Cercle」は自転車キャンピングカー。自転車でキャンプをする場合にはキャンピングトレーラーに宿泊用の設備を集約してそれを牽引することが多いのですが、「Cercle」では自転車自体に旅の機能が搭載されています。

自転車キャンピングカー「Cercle」 重さ3.5kgの「キャンピングコンパニオン」を装備
旅の機能が搭載されたキャンピングカー「Cercle」

その名称通り、フレームが円形になっているのが特徴。この円形部分にベッド-椅子-テーブルとして利用できる「CampingCompanion(キャンピングコンパニオン)」が組み込まれています。移動時にはこの「キャンピングコンパニオン」をフレーム内に収納してペダルを漕ぎます。


自転車キャンピングカー「Cercle」 重さ3.5kgの「キャンピングコンパニオン」を装備
円形フレーム内にベッド-椅子-テーブルとして利用できる
「キャンピングコンパニオン」を装備

「キャンピングコンパニオン」はフレーム内にぴったりとはまり、ほとんどはみ出さないのでサイクリストの視界を遮ることはありません。また空力に悪影響を与えることもないのだとか。

自転車キャンピングカー「Cercle」 重さ3.5kgの「キャンピングコンパニオン」を装備
「キャンピングコンパニオン」は走行の邪魔にならない

目的地に到着したら「キャンピングコンパニオン」を展開。そこがその日のキャンプ地となります。まずは、椅子&テーブルモードで食事を取ります。テーブルはそれほど広いわけではありませんが、大人一人であれば食事を取れるサイズとなっています。

自転車キャンピングカー「Cercle」 重さ3.5kgの「キャンピングコンパニオン」を装備
キャンプ地で「キャンピングコンパニオン」を展開

自転車キャンピングカー「Cercle」 重さ3.5kgの「キャンピングコンパニオン」を装備
椅子&テーブルモードで食事を取れます

就寝時にはベッドモードにして宿泊できます。こちらもサイズは小さ目ですが、地面に直接横になるよりはずっと快適な夜を過ごせます。

自転車キャンピングカー「Cercle」 重さ3.5kgの「キャンピングコンパニオン」を装備
ベッドモードで宿泊

雨が降ったり、寒かったりといった場合にはテントを設営します。このときにも、サークルフレームが活躍。テントのポールとして機能します。

自転車キャンピングカー「Cercle」 重さ3.5kgの「キャンピングコンパニオン」を装備
サークルフレームをポールとしてテントを設営

「Cercle」を考案したのはオーストリア在住のBernhard Sobottaさん。Bernhard Sobottaさんは「Cercle」のブラッシュアップを行うために、2022年5月1日から友人と2人でワールドツアーを開始する予定としています。

自転車キャンピングカー「Cercle」 重さ3.5kgの「キャンピングコンパニオン」を装備
旅をしながら仕事もできます