重さ5.4kg!片手で持てる電動キックボード「Blizwheel」

「Blizwheel」は重さ5.4kgで、片手で持てる電動キックボード。米国サンフランシスコに本拠を置くBlizwheelが開発しました。

重さ5.4kg!片手で持てる電動キックボード「Blizwheel」
片手で持てる電動キックボード「Blizwheel」

Blizwheelといえば、2017年に電動ローラースケートを発表して話題となった企業。当時のコンセプトは「たった一人を移動させるのに、1トン近いクルマを大量のエネルギーを使って動かす必要は無い」でした。

重さ5.4kg!片手で持てる電動キックボード「Blizwheel」
参考画像:2017年に発表された電動ローラースケート

コンセプト通り、この電動ローラースケートは、移動に不要なものはすべて取り払い、人間一人を移動させるのに必要最小限のサイズとしたもの。30x30センチのバッグに入れられるので持ち運びが容易なうえに、オフィスの袖机に収納可能となっています。

重さ5.4kg!片手で持てる電動キックボード「Blizwheel」
コンパクトなのでオフィスの袖机にも収納できます

今回発表された「Blizwheel」は、このコンセプトをそのまま引き継ぎ、ローラースケートよりも乗りやすいデザインとした電動ビークル。いくつかのバージョンがありますがもっともパワフルで重い「PRO」でも5.4kgと、驚異的な軽さを実現しています。

重さ5.4kg!片手で持てる電動キックボード「Blizwheel」
片手で持てます

これを軽さとコンパクトさを実現しているのが、メインフレームバーに採用されたテレスコピック構造。4段のテレスコピックにより、折り畳み時にはデッキと同じ長さを達成しています。

重さ5.4kg!片手で持てる電動キックボード「Blizwheel」
強度はちょっと心配かも?

折り畳み時のサイズは約40x16.3x10cm。さすがにローラースケートよりは大きくなってしまいましたが、それでもバックパックになら収納して持ち運べます。また、オフィスの引き出しに入れておくこともできるのだとか。

重さ5.4kg!片手で持てる電動キックボード「Blizwheel」
折り畳めばバックパックに入れられます

重さ5.4kg!片手で持てる電動キックボード「Blizwheel」
オフィスの袖机に収納しておくことも
…なぜ袖机にこだわる?

バッテリーは「PRO」に採用された最高スペックのもので航続距離は約24km。モーターは300Wを2基搭載していて、最高速度24km/hで走行できます。

重さ5.4kg!片手で持てる電動キックボード「Blizwheel」
スペックは普通ですね

ちょっとすごいな、と思ったのは安全装備。フロントライトが装備されているのは当然として、リアには方向指示器が装着されています。こんなに小さいのに方向指示器を装着しようという心意気には感心しますね。

重さ5.4kg!片手で持てる電動キックボード「Blizwheel」
フロントライト&ウインカー装備

重さ5.4kg!片手で持てる電動キックボード「Blizwheel」
リアウインカーも!

また、トラベル量は少ないながらも、サスペンションも装備されています。

重さ5.4kg!片手で持てる電動キックボード「Blizwheel」
サスペンションも装備

Blizwheelは現在、「Blizwheel」の商品化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。「Blizwheel」の入手方法や入手に必要な金額などについて詳細は、Kickstarter内のプロジェクトページ「Blizwheel E-Scooter: The EV in your Backpack」で確認してください。

重さ5.4kg!片手で持てる電動キックボード「Blizwheel」
キャリーケースのように転がすこともできます

日本の公道で「Blizwheel」を利用するにはミラーやナンバープレートホルダーなどの保安部品を装備しないといけないのですが、「Blizwheel」にそれらを取り付けるのはちょっと無理そう。大学のキャンパス内での移動など、許可された私有地内での走行に利用は限定されそうです。