フクロウのようにクルクルと首が回る自転車用ライト「Owlight」

ルーマニア トランシルバニア地方に本拠をおくOwlight teamが自転車用ライト「Owlight」を販売しています。

フクロウのようにクルクルと首が回る自転車用ライト「Owlight」
トランシルバニアのOwlight teamが
自転車用ライト「Owlight」を販売

トランシルバニアはドラキュラゆかりの地。日中は棺桶などで眠り、夜にその力を発揮するというドラキュラの性質にちなんで、「Owlight」は日中はハンドルバーの中にすっぽりと隠れる仕様になっています。これにより「ハンドルバーが自転車用アクセサリーでごちゃごちゃするのが嫌だ」というサイクリストの気持ちに応えます。


フクロウのようにクルクルと首が回る自転車用ライト「Owlight」
日中はライトを棺桶の中……ではなくてハンドルバーの中に隠しておけます

使用するときにはライトヘッドをプッシュ。これでハンドルバーからライトモジュールがスライドアウトし、点灯します。

フクロウのようにクルクルと首が回る自転車用ライト「Owlight」
夜になったら「Owlight」をプッシュ
ライトモジュールが飛び出して光ります

「Owlight」が優れているのはライトをクルクルと360度回転させられる点。通常は対向車などからの被視認性を高めるために、ライトを前方に向けておけます。でも、例えば路面状況があまりよくない道をゆっくりと走るようなときには、足元が良く見えるようにライトを下に向けられます。これで、道路にあいた穴に落ちる、なんていう悲劇を避けられます。

フクロウのようにクルクルと首が回る自転車用ライト「Owlight」
ライトを下に向けられます

残念なのは明るさ。メインのライトとして使うにはちょっと出力が不足しています。ライトがハンドルの端で光ることもあり、ポジションランプのような役割向けと言えるかもしれません。

フクロウのようにクルクルと首が回る自転車用ライト「Owlight」
もうちょっと明るければメインで使えたのに

もう一つ残念なのは電源。単三電池2本を使用します。「Owlight」はこれで8時間の利用が可能ということなので、例えば毎日1時間ちょっとの自転車通勤で使用している場合、毎週のように電池交換をすることになってしまいます。乾電池自体は100均で買えばよいとして、交換が面倒ですよね。

フクロウのようにクルクルと首が回る自転車用ライト「Owlight」
こんなパッケージです

Owlight teamは「Owlight」を公式Webサイトで販売しており、価格は99ユーロとなっています。Owlight teamはまた、Kickstarterでも「Owlight」の販売を実施しており、こちらでは公式サイトよりも若干安く入手可能にしています。入手方法などについてはKickstarter内のプロジェクトページ「Owlight - invisible light」で確認してください。