三菱自動車は、デザインを一新して環境性能を向上させた新型クロスオーバーMPV「エクスパンダー」をインドネシアで発表した。

三菱自動車 新型「エクスパンダー」をインドネシアで発表

「エクスパンダー」は2017年にインドネシアで販売を開始以来、アセアン、中東、中南米、南アジア、アフリカと販売市場を拡大。2021年10月末までの累計販売台数はシリーズ合計で約37万2,000台に達している。


今回発表された新型「エクスパンダー」では内外装デザインを一新してSUVらしさを高めた。また、トランスミッションに高効率CVTを採用して低燃費化を実現している。

三菱自動車 新型「エクスパンダー」をインドネシアで発表

「エクスパンダー」(インドネシア仕様車)概要

SUVらしさを強化した内外装デザイン

·  フロントフェイス
フロントフェイスでは進化した「ダイナミックシールド」を装備した。また、低重心なイメージの水平基調のバンパーや立体的なスキッドプレートを採用している。さらに新世代のヘッドライトユニット形状としてTシェイプヘッドライトを新採用した。

・ リヤビュー
リアでは新世代のランプ造形と横基調のリヤバンパーにより、ワイドで安定感のあるスタイルとした。リヤコンビネーションランプは面発光によるTシェイプテールランプを採用して、夜間の被視認性を向上させている。

三菱自動車 新型「エクスパンダー」をインドネシアで発表

 ・ ボディカラー
ボディカラーでは「ブレードシルバーメタリック」を追加した。

・ インテリア
上級グレードのインテリアでは水平基調で見切りの良いインストルメントパネルにデザインを一新、ステアリングはスポーティで力強い印象を与えるデザインとしながら、ユーザーが使いやすいグリップサイズと形状に変更している。

三菱自動車 新型「エクスパンダー」をインドネシアで発表

環境性能

・ トランスミッション
高効率CVTを新採用して、低燃費と高い静粛性を実現した。エンジンには外部EGR(排気ガスの一部を吸気に再循環することにより燃焼温度を下げ、NOX発生量を抑制するシステム)を新たに採用し、エンジン出力性能は維持しながら低燃費化を達成している。

・ 電動パーキングブレーキ
スイッチ操作だけで停車する電動パーキングブレーキを新採用。あわせて信号待ちや渋滞での停車時にブレーキペダルから足を離しても停車状態を継続するブレーキオートホールド機能を採用した。

新型クロスオーバーMPV「エクスパンダー」は11月11日から開催される第28回インドネシア国際オートショーに展示される予定。