充電が要らない自家発電型電動アシスト自転車「Smart E-bike」

超電導技術や磁石を利用した新エネルギー技術開発に取り組むハロースペースは、新発電方式「Mag Drive System」を搭載した自家発電型電動アシスト自転車「Smart E-bike」をCES2022とバイブラント・グジャラート2022で発表する。外部充電不要というメリットをアピールすることで、世界の自転車メーカーとの連携を目指すとしている。

新発電方式 Mag Drive System とは

磁石の特性を利用した磁石発電機と磁石アシストを併用した新技術。走行中のペダル回転を利用して磁気抵抗なしで発電し、電池・キャパシタを充電する。このシステムでは減速時だけでなく加速時にも発電が可能なため、既存の電動モビリティに比べてエネルギー効率が著しく改善されるという。


充電が要らない自家発電型電動アシスト自転車「Smart E-bike」
既存の技術である回生ブレーキとも併用できる

Smart E-bike とは

「Smart E-Bike」とは、「Mag Drive System」を搭載した“自家発電型電動アシスト自転車”。同システムはペダルを漕ぐことで発電し、バッテリーを充電しつつ、モーターにも給電する。モーターによるアシストレベルは5段階で設定でき、エコモードでの街乗りであれば外部充電することなく半永久的なアシストが可能だ。

充電が要らない自家発電型電動アシスト自転車「Smart E-bike」

また「Mag Drive System」を搭載したことで、バッテリーは重量約1kgまで軽量化された。バッテリーを含めた自転車の総重量は約18kgとなり、バッテリー切れが発生した場合でも普通の自転車と同様に走行でき、走りながらバッテリーを充電できる。

CES2022は2022年1月5日から8日まで、米国ラスベガスで開催される。また、バイブラント・グジャラート2022は2022年1月10日から12日までインドグジャラート州で開催される。