川崎重工業が二足歩行ヒト型ロボット「カレイドフレンズ」を「2022国際ロボット展」で公開

川崎重工は二足歩行ヒト型ロボット「Kaleido Friends(カレイドフレンズ)」を「2022国際ロボット展」でお披露目した。これにあわせ、ポリゴンマジック、クー、おっどあいくりえいてぃぶは「カレイドフレンズ」を広く一般向けに周知するプロジェクト「PROJECT☆kaleido」を発足。活動を開始した。プロジェクトでは二次創作活動も行うという。

川崎重工業が二足歩行ヒト型ロボット「カレイドフレンズ」を「2022国際ロボット展」で公開
川崎重工が「カレイドフレンズ」を「2022国際ロボット展」でお披露目

川崎重工は以前から、東京大学と連携してヒューマノイド(人型)ロボットの研究・開発を行っており、2017年には「Kaleido(カレイド)」を「2017国際ロボット展」で初披露している。「カレイド」は身長179cm、体重83kgという人間の大人とほぼ同じ体格を持つロボットで、”転んでも壊れない”堅牢な構造を特徴としており、災害救助や建築などの現場での実用を目指して開発されている。


川崎重工業が二足歩行ヒト型ロボット「カレイドフレンズ」を「2022国際ロボット展」で公開
2017年に公開された「カレイド」
災害救助や建築などの現場での実用を目指して開発されている

今回、「2022国際ロボット展」で披露された「カレイドフレンズ」は、身長168cm、体重54kgのやや小柄な新型。こちらは人と友達(Friends)になれるヒューマノイドを目指して開発されている。

川崎重工業が二足歩行ヒト型ロボット「カレイドフレンズ」
やや小柄な「カレイドフレンズ」(白タイプ)
人と友達になれるヒューマノイドを目指して開発

「PROJECT☆kaleido」プロジェクトは、「カレイドフレンズ」のお披露目に合わせてプロジェクトのロゴ・マークを発表し、公式ティザーサイト、公式Twitterを開設した。またYouTubeチャンネル「PROJECT☆kaleidoサポーターズ」の公開を開始している。YouTubeチャンネルでは「速報ダイジェスト映像!!「Buddy Kaleido」」を配信し、「2022国際ロボット展」でのロボットの動きを伝えている。



春にはNFTプラットフォームのOpenSkyBlueと共に、川崎重工が開発したロボットのCGデータを基にデジタルボディペインティングを行ったアート作品の創作を募集し、NFT化「kaleido collection」を行う予定。そのほか、サポーターズクラブの発足やコミカライズ、アニメーション制作なども目指しているという。

川崎重工業が二足歩行ヒト型ロボット「カレイドフレンズ」