
カワサキモータースジャパンは、電動3輪ビークル「noslisu(ノスリス)」を2023年春に販売開始する。電動アシスト仕様と、普通自動車免許で乗れるフル電動仕様の2タイプ。

(画像は電動アシスト仕様車)
「ノスリス」は、2021年5月にカワサキがMakuakeでクラウドファンディングプロジェクトを実施した製品。同プロジェクトでは電動アシスト仕様車50台とフル電動仕様車50台の計100台が用意されたが、両仕様車ともにプロジェクトの公開初日に完売した。
特長は通常の自転車よりも大きな前カゴ。「ノスリス」はスタンド無しでも自立するので、荷物の載せ下ろしを安心して行える。また、フル電動仕様車ではカゴは前輪の間に設置されており、低い位置にあるので重いものを載せてもふらつくことが少なく、大量の買い物にも対応可能だ。

大量の買い物にも対応する
開発は川崎重工のエンジニアチーム。バイクや様々なモビリティの開発経験を活かし、安全でスタイリッシュな電動3輪に仕上げた。中でも「ティルト機構」(車体を傾けた際に前方2輪が傾く)は、バイク開発から生まれた技術。厳しい設計基準で磨かれた技術が、乗る人に安心を提供する。

フル電動仕様車はモーターのみで走行するミニカー登録モデル。アクセルレバーを指で押すだけで力強く走行する。ミニカー登録のため、車検や車庫証明が不要で維持費や初期費用が安く、原付バイクや自転車と同じように自宅にちょっとしたスペースに駐車できるというメリットも。
電動アシスト自転車仕様では、通常の自転車よりは重量のある3輪ビークルを、モーターがパワフルにアシスト。多くの荷物を積載して走行できる。

カワサキは「ノスリス」の正式名称や製品詳細、発売時期、販売価格などを決定次第発表するとしている。
また、カワサキは「ノスリス」を5月18日・19日に開催される「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2022~自転車・電動モビリティまちづくり博~in 東京ドームシティ・プリズムホール」、5月21日・22日に開催される「ル・ボラン カーズミート横浜2022」に参考出展する。
BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2022~自転車・電動モビリティまちづくり博~in 東京ドームシティ・プリズムホール
開催日:2022年5月18日・19日開催時間:10時から17時30分まで(19日は17時まで)
開催場所:東京ドームシティ・プリズムホール
入場料:無料
ル・ボラン カーズミート横浜2022
開催日:2022年5月21日・22日開催時間:10時から17時まで
開催場所:横浜赤レンガ倉庫 屋外イベント広場、赤レンガパーク、新港地区7街区
入場料:無料