
スウェーデンZipforceは、愛車を電動アシスト自転車にするコンバージョンキット「Zipforce」シリーズのニューモデル「Zipforce Slim」「Zipforce Distance」を発表しました。

(画像は「Zipforce Distance」)
「Zipforce」シリーズ
「Zipforce」シリーズとは、モーターからのパワーをクランクやハブではなく、直接タイヤに伝えることで自転車の走行をアシストするタイプのキット。同様の仕組みを持つ製品はいくつか販売されていますが、「Zipforce」シリーズでは前輪に取り付けるのが特徴となっています。
(画像は従来モデル「Zipforce ONE」)
前輪にモーターを装着することで、搭乗者は「後ろから押される」のではなく、「前から引っ張られる」ような感覚の走行を楽しめます。
また、「Zipforce」シリーズは充電などのために頻繁に本体を自転車から取り外す必要がありますが、この取り付け・取り外し作業の実施では、本体がリアにあるよりもフロントにある方が楽かもしれません。

本体の脱着はスムーズ
前輪駆動タイプは前後重量配分が不安と思う人もいるかもしれません。でも、「Zipforce」シリーズは軽く、思ったほどの影響はでないのだとか。ちなみに従来モデル「Zipforce ONE」では重さは2.7kgでした。
Zipforce Slim
今回発表された「Zipforce Slim」と「Zipforce Distance」のうち、「Zipforce Slim」はその名称通りスリムなモデル。重さはなんと2kgを達成しています。
外してオフィスや自宅に持ち込むのも楽に
アシスト可能距離は45kmとかなり控えめ。片道10km程度の道を通勤する人向けの仕様とされています。
Zipforce Distance
「Zipforce Distance」はアシスト可能距離を伸ばしたモデル。バッテリー容量をアップしたことで70kmまでのアシストが可能になりました。
「Zipforce Slim」よりもゴツイ外観
販売価格は「Zipforce Slim」が649ユーロ、「Zipforce Distance」が699ユーロとなっています。