ホンダ 新型「CIVIC e:HEV」7月1日発売

ホンダは新型「CIVIC e:HEV(シビック イーエイチイーブイ)」を2022年7月1日に販売開始する。シビックのデザインやパッケージはそのままに、進化したスポーツe:HEVによる爽快な走りと環境性能をプラスしたモデル。

ホンダ 新型「CIVIC e:HEV」7月1日発売
ホンダ「CIVIC e:HEV」7月1日発売

開発のコンセプトは「爽快スポーツe:HEV」。このコンセプト実現に向け、スポーツe:HEVでは新開発2.0L直噴エンジンと進化したハイブリッドユニットが採用された。また、使い勝手を向上させる先進装備が採用されている。


新開発2.0L直噴エンジン

熱効率に優れたアトキンソンサイクルに加え、燃料をシリンダー内に直接噴射する直噴システムを新たに採用。燃料を無駄なく燃焼させることで、従来のe:HEV用2.0Lエンジンに対し高トルク化とエンジンモードでの走行可能領域の拡大を実現した。

ホンダ 新型「CIVIC e:HEV」7月1日発売
新開発2.0L直噴エンジン

進化したハイブリッドユニット

PCU(パワーコントロールユニット)は、軽量化と高出力化を行い、力強い駆動を実現した。また、IPU(インテリジェントパワーユニット)は、内蔵するリチウムイオンバッテリーに低全高の新しいセルを採用し、バッテリーモジュールの重量あたりエネルギー密度を高め、パッケージ効率を向上させている。

ホンダ 新型「CIVIC e:HEV」7月1日発売
スポーツe:HEVシステム構成

低重心・高剛性ボディ

重量物であるIPUの配置を工夫したことで、車体の低重心化とボディの高剛性化を実現。ダンパーの専用設定やバネ下重量比率の低減により、一体感のあるハンドリングや、挙動にぶれのない安定感のある走りを実現した。

ホンダ 新型「CIVIC e:HEV」7月1日発売
IPUの配置を工夫し、車体の低重心化とボディの高剛性化を実現

パッケージと専用デザイン

リアシート下にIPUを配置することで、高い居住性と荷室容量を実現している。

ホンダ 新型「CIVIC e:HEV」7月1日発売
高い居住性と荷室容量を実現したパッケージ

エクステリアデザインではフロントアッパーグリルとドアガラスまわりのサッシュをグロスブラック化。ドアミラーもブラックにすることで、上質で爽快な走りを表現した。

ホンダ 新型「CIVIC e:HEV」7月1日発売
フロントアッパーグリルなどをグロスブラック
ドアミラーをブラックとしたエクステリア


使い勝手を向上させる先進装備

e:HEV専用10.2インチデジタルグラフィックメーター

加減速をわかりやすく表現するために、パワーメーターを搭載。パワー(加速)については指針で表示し、百分率の目盛りを設けることでタコメーターのようなわかりやすさを実現した。

フロントアッパーグリルとドアガラスまわりのサッシュをグロスブラック化。ドアミラーもブラックにす
画像左からパワー(加速)表示、チャージ(減速)表示、減速セレクター表示

チャージ(減速)についてはバーで表現。減速セレクター使用時はバーの色を変更するとともに減速セレクターのポジションを表示し、選択中の減速度を把握しやすくした。

INDIVIDUALモードを初搭載

ドライブモードに、パワートレインやステアリング、メーターを個別に設定できる「INDIVIDUAL(インディビジュアル)モード」を、国内ホンダ車として初めて採用した。

ホンダ 新型「CIVIC e:HEV」7月1日発売
ドライブモードスイッチ操作イメージ

ボディカラー

ボディカラーは「プラチナホワイト・パール」「クリスタルブラック・パール」「ソニックグレー・パール」「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」「プレミアムクリスタルブルー・メタリック」の5色展開とされた。

全国メーカー希望小売価格は394万200円。