これで自転車を盗まれない! ― 自転車をポールとして使うテントMoruta「Hogar 2P」

ドイツMorutaが自転車キャンパー向けのテント「Hogar 2P」の商品化に向けたクラウドファンディングキャンペーンをKickstarterで開始しました。

これで自転車を盗まれない! ― 自転車をポールとして使うテントMoruta「Hogar 2P」
自転車キャンパー向けテント「Hogar 2P」Kickstarterに登場

その最大の特徴は、自転車フレームをテントのポールとして利用すること。少しでも荷物を減らしたい&軽くしたい自転車でのツーリングでは、テントのポールはかさばる上に重いものですが、それを自転車で代用することで不要にしました。


これで自転車を盗まれない! ― 自転車をポールとして使うテントMoruta「Hogar 2P」
テントの右に見えるのが、ポールとして勤務中の自転車さんです

この結果、重さはわずか1.6kgに。収納時のサイズもロードバイクのハンドルバーに収まるほどの小型化に成功しています。

これで自転車を盗まれない! ― 自転車をポールとして使うテントMoruta「Hogar 2P」
これが大人も就寝できるテントに!

その最大のメリットは、ツーリング中での自転車の盗難を防げることにあります。都市部で自転車を盗まれたときももちろんショックを受けますが、キャンプ中に盗まれた場合は事態はさらに深刻なものに。盗難された場所から自宅に帰る手段を検討しないといけなくなるためです。「Hogar 2P」を使用すれば、この面倒な旅先での盗難リスクを下げられます。

自転車をポールとして使うテントMoruta「Hogar 2P」
この状態で自転車を盗まれても目覚めない人は、まずいない?

「Hogar 2P」の設営ではまず、自転車のブレーキレバーを付属のストラップで固定。テント内でのタイヤの回転を防ぎます。

自転車をポールとして使うテントMoruta「Hogar 2P」
タイヤが回転するとテントが不安定に

続いて自転車を逆さまに立て、インナーテントを設置します。インナーテントを合計6本ペグで地面に固定したら、最後にフライシートを4本のペグで固定して設営は完了となります。

自転車をポールとして使うテントMoruta「Hogar 2P」
自転車やシューズ、ヘルメットなどは
居住空間の外に置くタイプ

テント内でサイクリストが使える長さは約210mm。足を伸ばして寝ても枕元に荷物を置けるサイズを確保しています。横幅は足元では100mmで枕元では120mm。高さは自転車のサイズによって異なりますが、75-95mm程度となっています。また、テント内で自転車が使用するエリアのサイズは約75x120mmとなります。

自転車をポールとして使うテントMoruta「Hogar 2P」

「Hogar 2P」の入手方法や入手に必要な金額について詳細はKickstarterサイト内のプロジェクトページ「Moruta: Your versatile bike tent!」で確認してください。

自転車をポールとして使うテントMoruta「Hogar 2P」

同様のテントは過去にいくつも販売されてきたのですが、その多くが現在ではディスコンになっています。「こんなテントがずっと欲しかった!」という方は今回入手しておくとよいかもしれません…が、キャンペーンでの資金調達状況は現時点では不調。商品化は実現できないかもしれない点には注意が必要です。