オフグリッドでミニマルデザインなキャンピングトレーラーBluOasisの「BluMobile」

シアトルに本拠をおく2019年創業のBluOasisが、「BluMobile」のプロトタイプを公開しました。空気から水を取り出すシステムとソーラーパネルを搭載したオフグリッドなキャンピングトレーラーです。

オフグリッドでミニマルデザインなキャンピングトレーラーBluOasisの「BluMobile」
BluOasisが「BluMobile」のプロトタイプを公開

オフグリッド機能1:独自システムによる水の自給

「BluMobile」には大気中から水を取り出すシステムが搭載されています。米国Living Vehicleを含む多くのメーカーがWatergenの製品を水生成システムとして採用するなか、BluOasisは独自システムを採用しています。


空気から水を取り出せる&ソーラーパネルで発電できる オフグリッドでミニマルデザインなキャンピングトレーラーBluOasisの「BluMobile」
ここから空気を吸い込むそうです

とはいえその仕組みはWatergenとほぼ同じ。大気中に含まれる水分を取り出した後、ろ過やUVによる殺菌などを経て150Lサイズのタンクに貯蔵します。最大で1日あたり38Lの水が生成できる見込みなのだとか。

オフグリッド機能2:ソーラーパネルによる電力自給

ルーフトップにはソーラーパネルが装備されています。ソーラーパネルは合計で2枚装備されていて1枚で750W、2枚で1,500Wの発電能力を持ちます。また利用時には角度を付けられるので、より効率良く太陽光を受けて発電できます。

https://internetcom.jp/208860/living-vehicle-2023-models
日よけとしても使えそうですね

ソーラーパネルが発電した電力はバッテリーに充電され、水生成システムを含む様々なデバイスに給電されます。インバーターを使えば家電も利用可能。災害時・停電時などには「BluMobile」のバッテリーを使って扇風機やTVを作動させられます。

https://internetcom.jp/208860/living-vehicle-2023-models
リモートワークもできます(ここではしたくありませんが…)

キャンピングトレーラー

キャンピングトレーラーとしての装備などは現時点ではあまり公開されていませんが、車内とルーフトップテントにはそれぞれ大人が2名、合計で4名が就寝できるとされています。

空気から水を取り出せる&ソーラーパネルで発電できる オフグリッドでミニマルデザインなキャンピングトレーラーBluOasisの「BluMobile」
ルーフトップテントでは画像左側に頭、右側に足となるので
背の高い人はちょっと辛いかも?

サイズは280x152x213cmで、重さは1,360kgとなっています。

空気から水を取り出せる&ソーラーパネルで発電できる オフグリッドでミニマルデザインなキャンピングトレーラーBluOasisの「BluMobile」
日本だと災害時に力を発揮しそうですね