ドイツBicycle caravanが「Martha」の販売を欧州で2022年6月に開始しました。通勤や通学だけでなく キャンプもクルマから自転車に乗り替えたい人向けに開発された自転車用のキャンピングトレーラーで、移動時にも休憩時にも、そして宿泊時にも快適なキャンプ体験を利用者に提供します。

移動時

「Martha」のボディは幅わずか90cmと細身で、狭い場所でもすり抜けて走れます。また、ボディはオールアルミ製で重さ48kgを達成しており、電動アシスト自転車であれば軽快に牽引できます。

休憩時

移動中に一休みするときにはドアを跳ね上げ、ベッドをチェアとして利用します。マットレスから天井までは90cm以上の高さがあるので、背の高い人でも余裕をもって座れるのだとか。また、跳ね上げ式のドアはターフのように機能し、夏の強い日差しから利用者を守ります。


本体の外側にはテーブルを取り付け可能。お湯を沸かしてコーヒーを飲めます。テーブルは夕食の調理時などにも利用できます。


このテーブルは室内にも設置できます。ダイニングテーブルとして使えるのはもちろん、ノートPCやタブレットなどを置いてリモートワークもできるとBicycle caravanは述べています。

宿泊時

「Martha」の室内には旅慣れたサイクリストのノウハウが詰め込まれています。床面に設置された193x66cmサイズマットレスの厚みは7cm！快適な寝心地を利用者に提供します。


また壁面などには「Martha」の狭い室内を最大限に活用する様々な形式での収納が装備されました。


車内に搭載された30Ahのバッテリーは、室内のLEDライトや換気扇に電力を供給します。これら装備のスイッチはドア脇に集約されていて、夜間でも迷わずに見つけて換気扇の風力を変更したり、ライトを付けたりできます。


ボディ各所には舷窓のような丸窓が設置されていて、室内に明かりを取り入れます。また、テーブル前にも窓があり、仕事中の手もとを照らしてくれます。その他、サンルーフも取り付けられました。

その他の便利装備

旅慣れたサイクリストによるアイディアは他にも採用されています。例えば本体脇には衣服を乾燥させる物干しが用意されました。また、本体下には室内には持ち込みたくないものを入れておく収納が装備されています。


価格は4,850ユーロ。出荷はEU加盟国のみを対象としていて、残念ながら日本への配送には対応していないようです。