Freewrite Alphaが発表されました。昭和のワープロを想起させるデザインを持った電子ライティングツールです。

海外から来たオヤジ殺し 昭和のワープロを想起させるFreewrite Alphaのディスプレイは懐かしい4行表示

これまでTravelerHemingwrite(のちに名称をFreewriteに変更)を開発してきたAstrohausによる新製品。Travelerは二つ折りタイプのデバイスでポメラやVAIO Type Pが好きなオヤジ達をなぎ倒しましたが、今回の製品はFreewriteに先祖返りしたようなデザインが与えられています。


海外から来たオヤジ殺し 昭和のワープロを想起させるFreewrite Alphaのディスプレイは懐かしい4行表示
参考画像:ポメラやVAIO Type Pにも似たTraveler

Astrohausによる「Freewrite」
参考画像:タイプライターライクなルックスのFreewrite

中でも興味深いのはFreewrite Alphaのディスプレイ。文字サイズを15ポイントに設定した場合では6行、26ポイントで4行しか表示できません。いまどきびっくりではありますが、もともとAstrohausの製品開発コンセプトは「創作と校正の分離」。文字入力時は“創作”フェーズであるために、4-6行でも十分ということなのでしょう。

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4行表示時のディスプレイ
文字が小さい!

またこのディスプレイは1980年代のワープロを思い出させるものでもあります。当時のワープロのディスプレイは2行や1行表示という製品が多く、プリンターに出力してみるまではちゃんとレイアウトできたのかわからないという、フィルムカメラのようなワクワクさえ提供してくれましたが、Freewrite Alphaを見ているとそんな古き良き(?)昭和を思い出してしまいます。

Freewrite Alphaという製品自体の良さは、ポメラとほぼ同じ。気を散らすようなアプリが入っていないので、ライティングに専念できます。

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前述の通り二つ折りでポータブルな「Traveler」ではなく、据え置き型タイプライターのタイプの「Freewrite」を進化させたデザイン。でもサイズは215x320x18mmで重さは900gと、13インチノートPCよりも少し小さくて、少し軽い仕様。このため、ノートPC用のバッグに入れて持ち運べます。

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バッテリーは4,200mAhでUSB Type-Cケーブル経由で充電でき、フル充電すれば100時間利用できます。USB Type-CケーブルはPCとのデータのやりとりでも利用。PCに“創作”データを取り込んだ後は、“校正”作業にフォーカスできます。

昔、大学に提出するレポートなどでワープロ専用機を使っていたという方、Freewrite Alphaを入手してみてはいかがでしょう?使うかどうかはおいといて、きっと懐かしさを感じられますよ。ちなみに市販価格は349ドルとなる予定。いま1ドルを支払って予約をしておけば、249ドル+送料で入手できます。

海外から来たオヤジ殺し 昭和のワープロを想起させるFreewrite Alphaのディスプレイは懐かしい4行表示

日本語対応の有無についてAstrohausの共同創業者であるAdam Leebさんに問い合わせをしているのですが、本稿公開時までに回答を得ることはできませんでした。