
Alfie Camerasはハーフサイズカメラ「TYCH」を開発し、大量生産に向けたクラウドファンディングプロジェクトをKickstarterで開始しました。

1960年代に高い人気を博し、1980年代にもちょっとしたリバイバルブームが起きたハーフサイズカメラ。フィルムが高価だった時代に、1本のフィルムで2倍の枚数が撮影できることで歓迎されました。
現在もハーフサイズカメラファンは一定数存在します。が、カメラの入手が難しくなっており、これを解消する目的で「TYCH」は開発されました。
35mmフィルムの1コマ分で2コマ撮影するのはかつてのハーフサイズカメラと同じ。36枚撮りフィルムを装填すれば72枚撮影できます。

また、ハーフサイズカメラはコンパクトなボディも人気の理由の一つでしたが、「TYCH」もかなりコンパクト。製品版では幅90x高さ65x奥行35mmというサイズと130gという軽さを実現する予定となっています。

一方で、フルサイズのカメラで撮影した場合に比べると粒子感の粗い画像に。でも、ハーフサイズカメラ愛好家にはこれを好む人も多いようです。
「TYCH」にはレトロカメラにはない機能が採用され、現在のユーザーも満足できる機能性とされています。レンズは複数搭載されていて、切り替えて使用することで様々な撮影効果を得られます。メインで使用するメニスカスレンズのほか、ピンホールやゾーンシーブが利用可能になっています。

カメラの設定はLCD画面から。これもフィルムカメラ初心者にはうれしい仕様となるでしょう。LCD画面からはISO感度を12から6,400までの間で設定したり、セルフタイマーを設定したりできます。

モデルは2種。シンプルな「TYCH」に加えて、オリジナルビューファインダーと4種のレンズが付いた「TYCH+」が用意されます。

「TYCH」の入手方法や入手に必要な出資額などについて詳細はKickstarterサイト内のプロジェクトページ「Alfie TYCH」で確認してください。