THINPCは、Mini PCの商品化に向けたクラウドファンディングプロジェクトをKickstarterで開始しました。


“持ち運べるプロダクティビティツール”トップの座には、「ノートPC」が長年君臨し続けてきました。キーボードやタッチパッドといった入力装置とモニターという出力装置が備わり、さらにバッテリーという電源も装備されていたためです。モニターが小さいなどのデメリットがあるにしても、モバイル利用に関しては、デスクトップPCがノートPCに取って代わることはないと考えられてきました。

この状況はここに来て、徐々に変化しつつあります。かつては無駄に隙間だらけの巨大筐体に収められていたデスクトップPCは“画面の無いスマートフォン”といったサイズにまでコンパクトになり、持ち運びが可能になりました。電源も重いACアダプターが無くても、USB Type-C給電が可能に。モニターが設置されたリモートワーク用レンタルスペースが登場したことと合わせ、“持ち運べるプロダクティビティツール”としてデスクトップPCを採用する人もでてきています。

THINPC Mini PCは、この時流に乗る目的で開発された製品。長さ117x幅90x厚さ30mmとスマートフォンよりも短くてちょっと幅が太く、厚みがあるサイズ感と300gという軽さで、ポケットに入れて持ち運べます。前述の通りモニターの設置されている場所であれば、ポータブルなキーボードとマウスを使って仕事をこなせます。


ポート類はオフィスワークに十分対応できる仕様。HDMIポートとDPポート、USB Type-Cポートを装備していて、複数モニターを接続した運用が可能になっています。USB Type-Aポートは3つ装備されていて、有線のマウスやキーボード、USBメモリーなどを利用することも。さらに1.0Gbpsのイーサネットポートも用意されています。



自宅で使用する場合にはHDMIケーブル経由でテレビにつなぎ、NetflixやAmazonプライムビデオ、Huluといった動画配信サービスや、YouTubeなどのオンライン動画共有プラットフォームなどを視聴できます。その他、ゲームを楽しむことも。


スペックでは、CPUはIntel Core i5とCore i7が用意されていて、利用目的に合わせてセレクトできます。メモリーは8GB。ストレージは128GB、256GB、512GB、1TBからチョイスできます。


THINPC Mini PCへの出資方法や出資金額などについて詳細はKickstarterサイト内のプロジェクトページ「THINPC: Phone-size Intel Core i5/i7 MINI PC to Expanded ITB」で確認してください。