ホンダは「FIT（フィット）」をマイナーモデルチェンジし、10月7日に販売開始する。


今回のマイナーモデルチェンジでは、各タイプのデザインをそれぞれの個性をさらに際立たせるよう変更した。また、走りの質にこだわった新タイプ「RS（アールエス）」を設定している。2モーターハイブリッドシステム「e:HEV（イーエイチイーブイ）」では、モーターの最高出力を高め、アクセル応答性を向上させた。

各タイプのデザインを変更

各タイプのデザインを、それぞれの使用シーンに合わせてさらに進化させた。BASIC（ベーシック）、HOME（ホーム）、LUXE（リュクス）では、フロントノーズをすっきり見えるように形状を変更している。アッパーグリルの位置を上げ、HOME／LUXでEはその上部にメッキ加飾のラインを水平に通してより端正なデザインに進化させた。


CROSSTAR（クロスター）では、専用エクステリアのフロント、サイド、リアのガーニッシュをシルバー色に変更。よりクロスオーバーらしさを強調している。

タイプ「RS（アールエス）」新設定

走りの質にこだわったRSのエクステリアには専用のフロントグリル、フロントバンパー、サイドシルガーニッシュ、リアバンパー、リアスポイラー、アルミホイールを採用。スポーティーさを強調した。


足元では、荒れた路面で車体の揺れを抑えるため、RS専用のサスペンションを採用。ドライバーの操作とクルマの挙動がさまざまなシーンで気持ちよくつながる操る楽しさと、質感の高い爽快な乗り味の両立を目指している。


今回発売されるのはハイブリッドシステム搭載車e:HEV RS。このタイプはアクセルオフ時の減速力を4段階で選択できる減速セレクター、3つのドライブモードスイッチ（NORMAL／SPORT／ECON）を専用装備しており、走りのこだわりに応える。


なお、ホンダはRSのガソリンモデルについて、11月10日の発表を予定している。

パワートレーン

e:HEVモデル

日常シーンのほとんどをモーターで走行する2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載。モーター最高出力は10kW（14PS）プラスとなる90kW（123PS）へと向上させている。低速域でアクセルを踏み込んだ瞬間から電気自動車のように力強くスムーズに走り出し、気持ち良く伸びる加速感を提供する。

ガソリンモデル

全タイプに新たに1.5L DOHC i-VTECエンジンを採用。低速域から高速域までトルクフルなパフォーマンスを発揮し、日常のさまざまなシーンでゆとりある走りを楽しめる。

安心・安全領域

進化した安全運転支援システム「Honda SENSING（ホンダ センシング）」を全タイプに標準装備。従来の機能に加えて、トラフィックジャムアシスト（渋滞運転支援機能）、急アクセル抑制機能が新たに標準設定された。


またブラインドスポットインフォメーション、後退出庫サポートも新たに追加し、タイプ別設定とした。


1. 衝突軽減ブレーキ＜CMBS＞
2. 誤発進抑制機能
3. 後方誤発進抑制機能
4. 近距離衝突軽減ブレーキ
5. 歩行者事故低減ステアリング
6. 路外逸脱抑制機能
7. 渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール＜ACC＞
8. 車線維持支援システム＜LKAS＞
9. 先行車発進お知らせ機能
10. 標識認識機能
11. オートハイビーム
12. ブラインドスポットインフォメーション
13. トラフィックジャムアシスト（渋滞運転支援機能）
14. 急アクセル抑制機能
15. パーキングセンサーシステム
16. 後退出庫サポート

ボディーカラー

RS・CROSSTARに専用設定されたホンダ新色のスレートグレー・パールを含む全13色を用意。また、2トーンカラーはCROSSTAR専用色とした。


全国メーカー希望小売価格は次の通り。