自転車を10秒で電動バイクにするLIVALL「PikaBoost」
自転車用ヘルメットメーカーとして知られるLIVALLが「PikaBoost（ピーカ ブースト）」を開発。市販化に向けたクラウドファンディングプロジェクトを実施しています。
LIVALL「PikaBoost」特徴
「PikaBoost」は、自転車のシートポストに取り付け、タイヤに直接モーターパワーを伝達するタイプのコンバージョンキット。このタイプは取り付け・取り外しが容易で、取り外して室内に保管すれば盗難を防止できるというメリットがあります。また、家族や友だちと1台の「PikaBoost」を共有することも可能となります。一方で、コンバージョンキットとタイヤの間で滑りが発生し、モーターパワーがタイヤに100％伝達されないというデメリットも。雨が降っているときには特に滑りやすくなってしまいます。また、音がうるさいという欠点も持っています。
「PikaBoost」は、シートポスト取り付けタイプコンバージョンキットのメリットを伸ばし、デメリットの改善を目指した製品。取り付け・取り外しでは、シートポストに「PikaBoost」を挿し込みダイヤルを回すだけ、という工具不要の超簡単装着方法を採用して10秒での取り付けを実現しました
タイヤにモーターパワーを伝達するパーツでは、耐摩耗性、耐久性に優れた素材を採用。滑りの防止を目指しています。また、モーターにはパワーに余力のあるものを採用して、加速時のノイズ発生を極力抑えたのだとか。
その他機能
リアにはランプを搭載し、走行時の安全性を高めています。また、自転車の転倒を検出するセンサーを搭載。モーターを停止して、被害の拡大を防ぎます。
「PikaBoost」仕様
サイズは6.6x33.8x13cmで重さは3kgと、コンバージョンキットとしては小型軽量を実現しました。
バッテリーの充電に必要な時間は約3時間。フル充電で最長30kmの走行が可能となっています。
日本の公道で「PikaBoost」を利用するのは厳しそう。でも、許可された私道のみの走行であれば、自転車をお手軽かつパワフルな移動手段にできそうです。
