「Ai Pin」体験レポート
(画像は公式サイトより引用)

Humane社 新製品 「Ai Pin」体験レポート

Humane社の新製品、Ai Pinの体験レポートが公開された。この小さな磁気ピンは、スマートフォンの依存を減らすことを目指す画期的なウェアラブルデバイスだ。


記事執筆者のErin Griffith氏が、Ai Pinを試した。彼女の手のひらに現れた水色の光は、メニューを表示。手首を円を描くように動かし、指で選択する操作でテキストを送信する体験をした。この小さなデバイスは会話を投影し、ジェスチャーで操作できる。


Ai Pinは699ドルで、月額24ドルのサブスクリプションが必要。11月16日に予約受付開始で、2024年初めに出荷予定。

レーザーメニューの操作や、円を描く動作、そして「つまむ」操作にも慣れが必要。しかし、このデバイスはスマホとは異なり、情報の押し付けがなく、背景に溶け込むデザインとなっている。

また、デバイスはタッチスクリーンを備え、写真の撮影や質問への回答が可能。32GBのオンラインストレージを提供する予定で、音楽ストリーミングサービス「Tidal」も利用可能。ユーザーは音声コマンドで操作することもできる。

Ai Pinの特徴的な点は、常にオンではなく、タッチで起動する必要があること。さらに、会話形式で情報提供を行うAI技術を採用しており、過去のクエリーやメモを記憶する能力を持つが、デモでは一部機能に不具合も見られたという。

このデバイスは、スクリーンへの依存を減らし、人との対話やコミュニケーションにフォーカスすることを目指している。Humane社の製品エンジニアリング責任者は、「スクリーンに没頭せず、人との対話に集中できる」と述べた。

Humane社のこの新しいデバイスは、スマートフォン依存を減らし、日常生活をより豊かにする可能性を秘めているようだ。

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