ソフトバンクモバイルは、iPhone 5s/5c などの LTE スマートフォン向けに通話定額とパケット定額をセットにした新料金プラン「スマ放題」を4月21日に開始する。当初の発表からサービス内容を一部改定し、上位プランは1回10分の通話を月1,000回までかけ放題にするなど変更を行った。

iPhone 5s で使える「通話定額」改定、10分×月1,000回かけ放題など、ソフトバンク
iPhone 5s などで使えるのが特徴だ

このプランは1月に発表したものだが、iPhone 5s などで使える利点はありながら、当初は同じソフトバンクグループのウィルコムやイー・アクセス(イー・モバイル)に比べ割高な印象がぬぐえなかった。

ソフトバンクは今回、ユーザーからの意見を踏まえ、サービス開始前に内容を改定した。具体的なプラン内容と変更点は以下の通りだ。料金はいずれも税別となっている。

【S パック】
・月額利用料:5,980円
・(旧)通話:1回3分以内で月50回まで→(新)1回5分以内で月50回まで
・パケット定額:最大 2GB、(新)超過分は 100MB あたり250円

【M パック】
・月額利用料:6,980円
・(旧)通話:1回5分以内で月1,000回まで→(新)1回10分以内で月1,000回まで
・パケット定額:最大 7GB、(新)超過分は 100MB あたり125円

【L パック】
・月額利用料:9,980円
・(旧)通話:1回5分以内で月1,000回まで→(新)1回10分以内で月1,000回まで
・パケット定額:最大 15GB、(新)超過分は 100MB  あたり100円

なお、別途、月額300円のインターネット接続(ISP)サービス「S!ベーシックパック」に加入し、2年契約で同980円、通常契約で同1,960円の専用基本料を支払う必要がある。公衆無線 LAN(Wi-Fi)サービス「ソフトバンク Wi-Fi スポット」と「テザリングオプション」は無料になる。

また各料金パックに設定した通話時間や回数の制限を超えた場合、通話料は30秒30円と割高だったが、今回の改定で30秒20円となり、ホワイトプランなどのプランと同等になった。またソフトバンクのユーザー同士の国内音声通話はホワイトプランと同じく1時〜21時は無料。「家族割」の適用で家族同士は24時間無料になる。

一方、パケット通信については、超過分は従量課金になることが明らかになったが、月額300円の「あんしん料金オプション」に加入すると 128kbps の低速通信を定額利用できる。

なお、キャンペーンとして7月末までに M パック、L パックに加入したユーザーは、月額利用料が加入から6カ月間1,000円引きになる。