米国の携帯電話大手 Verizon Wireless の直販サイトで、ディスプレイに頑丈な「サファイアガラス」を採用したスマートフォンが発売になった。随分と話題を集めた素材ではあるが、北米市場であっさりと登場した。

あっさりと--サファイアガラス搭載スマホ登場、京セラ製「Brigadier」
剛健さを重んじる京セラ製品(出典:Verizon Wireless)

サファイアガラスは、宝石のサファイアと同じ酸化アルミニウム結晶「コランダム」を人造した素材で、硬度も匹敵する。腕時計の文字盤ガラスなどでよく使われるが、今後は大きなサイズの画面を持つスマートフォンでも採用が進むと見られていた。

今回、この素材を採り入れたのは、京セラ製「Brigadier」だ。同社は以前からサファイアガラス関連の事業を手掛けており、考えてみればスマートフォンに採用してもそう意外ではない。

Brigadier は、日本でも発売になって話題を呼んでいる「TORQUE」と同じく、米国国防総省の物資調達標準「MIL-STD-810G」に準拠した耐久性、 防水性、防塵(ぼうじん)性を備える。温度、湿度の変化や、衝撃、振動にも強い頑丈さが特徴だ。

野外作業で使うことを想定している
野外作業で使うことを想定している(出典:Verizon Wireless)

4.5型 HD 解像度のディスプレイを搭載し、OS は Android 4.4。CPU はクアッドコアの Qualcomm Snapdragon 400(1.4GHz)。メモリ容量は 2GB、ストレージ容量は 16GB。カメラは本体背面が800万画素、前面が200万画素となっている。

Verizon Wireless での販売価格は2年拘束で99ドル(1万円程度)、期間拘束なしでは399.99ドル(4万円程度)だとか。