ソフトバンクグループのワイモバイル(旧イー・アクセスおよびウィルコム)とウィルコム沖縄は、複数の周波数帯の電波を使って通信速度を高めるキャリアアグリゲーション(CA)技術に対応するモバイル無線 LAN(Wi-Fi)ルーター「Pocket WiFi 305ZT」(中国 ZTE 製)を、10月3日に発売する。下り最大通信速度は 165Mbps に達するとしている。

ワイモバイル、CA 対応モバイル Wi-Fi ルーター「Pocket WiFi 305ZT」、下り最大 165Mbps
Pocket WiFi 305ZT

Pocket WiFi 305ZT は、W-CDMA 方式(1.7GHz帯)に加え、AXGP 方式(2.5GHz帯)と FDD-LTE 方式(2.1GHz帯、1.7GHz帯、900MHz帯)で通信可能なモバイル Wi-Fi ルーター。LTE を発展させた次世代通信規格「LTE-Advanced」の応用技術である CA に対応しており、複数の周波数帯を同時に使ってデータ通信が行える。これにより、通信速度を高められ、最大通信速度は AXGP の下りが 165Mbps、上りが 10Mbps となる。FDD-LTE の CA 対応も順次対応する予定。最大通信速度は、下りが 112.5Mbps、上りが 37.5Mbps。

Wi-Fi の対応規格は IEEE802.11a/b/g/n/ac で、最大で同時に14台の Wi-Fi デバイスを接続できる。操作は、2.4インチのカラー液晶ディスプレイ(LCD)で行う。容量が約 2,700mAh のバッテリを内蔵しており、連続通信時間は約9時間、連続待受時間は約1,000時間。

おおよそのサイズは幅117×高さ62×厚さ 13.9mm、重さは約150g。ボディカラーは「ラピスブラック」の1色。