KDDI と沖縄セルラー電話は、「au」タブレットの新モデルとして、10.5インチ画面の Android タブレット「GALAXY Tab S SCT21」(韓国 Samsung Electronics 製)を12月上旬に発売する。

KDDI が CA/WiMAX 2+ 対応10.5型タブレット「GALAXY Tab S SCT21」、ドコモは8.4型「GALAXY Tab S」
GALAXY Tab S SCT21

GALAXY Tab S SCT21 のキャッチ コピーは「すべてに最高を求めると、タブレットはこうなる」。画面には、コントラスト比が10万:1と高く、再現可能な色の範囲が広い有機 EL ディスプレイ「Super AMOLED」を採用。液晶ディスプレイ(LCD)では表現の難しかった緑系の色合いが、より鮮やかに映るという。また、コントラストが LCD の約100倍、ファッション誌など向け高品位印刷の約14倍と高く、表示の色合いが目で見たものに近いとしている。さらに、LCD と違ってバックライトが不要なため、消費電力を減らせるうえ、ボディが軽くなる。

画面は約10.5インチ(WQXGA:2,560×1,600ピクセル表示)で、約800万画素のメイン カメラ、約210万画素のサブ カメラを搭載する。防水性/防塵性は備えていない。RAM 容量は 3GB、ストレージ用メモリー容量は 32GB。バッテリ容量は 7,900mAh。Android OS のバージョンは4.4。

LTE を発展させた次世代通信規格「LTE-Advanced」の技術を応用した「キャリアアグリゲーション(CA)」技術に対応しており、複数の周波数帯を同時に使って下り最大 150Mbps のデータ通信が行える。そのうえ、通信規格「WiMAX Release 2.1」を採用する下り最大 110Mbps の高速通信サービス「WiMAX 2+」にも対応。無線 LAN(Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac)/Bluetooth(Ver.4.1)による無線データ通信が可能。Wi-Fi テザリング(最大10台)も行える。ワンセグ/フルセグ/緊急速報メール/NFC に対応している。赤外線通信/おサイフケータイ/おくだけ充電には非対応。

おおよそのサイズは幅247×高さ177×厚さ 6.6mm、重さは約 467g(いずれも暫定値)。ボディ カラーは「Dazzling White」の1色。

なお、Samsung は Galaxy Tab S として KDDI が取り扱う10.5インチ モデルに加え、8.4インチ画面のモデルも用意している。8.4インチ モデルは、NTT ドコモが「2014-2015冬春モデル」の「GALAXY Tab S 8.4 SC-03G」として販売する予定だ。

ドコモの GALAXY Tab S 8.4 SC-03G
ドコモの GALAXY Tab S 8.4 SC-03G