未成年者を対象とした、アプリやネットの利用実態調査が実施された。

調査対象となったのは、携帯電話/スマートフォンを持つ全国の小・中・高校生男女618名と、0歳から9歳までの子どもの保護者層597名、合計1,215名。今回は第8回目の調査で、未成年者のインターネット上での違法行為・迷惑行為に対する認識をテーマに盛り込んでいる。

調査はデジタルアーツが、アンダーソン・毛利・友常法律事務所の弁護士監修のもとに行った。

調査によると、携帯電話を持つ未成年者(10歳〜18歳)のスマートフォン所有率は67.3%(前回2015年1月調査65.1%)。詳細は、小学校高学年(10歳から12歳)40.8%(同39.3%)、中学生62.1%(同59.7%)、高校生99.0%(同96.1%)。どの年代も増加しているが、特に女子中学生が69.9%(同52.4%)と著しい。また、高校生で99.0%と、スマートフォン所有率が100%に限りなく近くなっている。

高校生の携帯端末はほぼスマートフォン、女子中学生の64%は違法行為を認識していない
スマートフォンの使用有無

一方、インターネット上で違法行為をした場合、罰則があるのを認識していない割合は、親50.4%、子ども53.7%だが、もう少し細かく見ると、女子高校生は35.9%、女子中学生は64.1%。女子中学生がかなり高いのが気になる。

インターネットでの違法行為の認識
インターネットでの違法行為の認識