コミュニケーションアプリ「LINE」(ライン)の公開型アカウント「LINE@」(ラインアット)で「LINE ショップカード」機能が開始され、飲食・小売店舗などが無料でデジタルポイントカードを発行・管理できるようになった。

「LINE ショップカード」でデジタルポイントカードが無料発行できる
「LINE ショップカード」でデジタルポイントカード

飲食店舗や小売店舗などが、来店回数や購入金額などの条件を独自に設定し、条件を満たしたユーザーにポイントを付与できるようになる。
 
具体的には、アプリ内で発行されるQRコードを店頭のスマートフォンやタブレット端末、印刷したポスターなどに掲示し、それをユーザーが自身の端末で読み取ると、ユーザーのアカウントにポイントを付与できるようになる。ただし、ユーザーがポイントを受け取る・貯めるには、そのLINE@アカウントの友だち追加が必要。

飲食店舗や小売店舗などは、この機能を活用し、一定数のポイントが貯まったユーザーにはインセンティブや割引特典を与えることができる。有効期限前の自動通知機能などもある。デジタルポイントカードの発行・利用は全て無料なので、従来の紙やプラスチック製のポイントカードと違い、制作に費用がかからない。

LINE@は、飲食・アパレルなどの実店舗を持つ法人や、メディア、行政など向けのビジネスアカウント。2012年12月にサービスが公開された。その後、2015年2月12日に、実店舗を持たない法人や個人などへも対象を拡大、誰でも月額無料で活用できる公開型アカウントとなった。2015年9月末時点での国内累計アカウント数は60万件を突破している。