「洗濯おわった」「炊飯わすれてる」電力消費から判断、スマホで教えるアプリ
電気使用量から洗濯が終わったかどうか判断

洗濯が終わったとか、米を炊き忘れているとか、家事や生活の手伝いをしてくれるアプリケーションを、パナソニックが12月21日に公開する。洗濯機や炊飯器の電気使用量を見はり、運転状態を判断する。

アプリ名は「スマートHEMSサービスアプリ」。

HEMS、というのは家庭でどの家電がどれくらいの電気を使っているか、スマートフォンなどで見えるようにし、きちんと管理して節約するためのシステム。パナソニックは住宅に組み込むHEMSを販売しており、今回公開するのはその専用アプリ。

例えば洗濯機の電気使用量を見はっていて、運転が終了したらスマートフォン上のアプリに知らせる。一緒に天気予報も表示し、外干しと室内干しのどちらがよいか判断できるようにする。

また夕飯の準備など家事で忙しい時間帯、炊飯器のスイッチが入っていないと、電気使用量をもとに、運転開始忘れを通知してくれる。

炊飯器のスイッチ入れ忘れにも対応
炊飯器のスイッチ入れ忘れにも対応

見はるのはあくまで「電気使用量」なので、パナソニック製ではない洗濯機や炊飯器でも大丈夫だ。

ほかにも家族が帰宅しているかどうかを照明、電子レンジ、冷蔵庫などの電気使用量から推測することも可能。

子どもは帰宅したら、明かりも点けるし、おやつも食べる
子どもは帰宅したら、明かりも点けるし、おやつも食べる

さらにエアコンや照明を遠隔制御できる機能もあり、出かける際に消し忘れていても離れた場所からスイッチを切れる。逆に帰宅前にスイッチを入れておけば、明るく空調の効いた家に到着するといったことも可能。

寝室のエアコンだけつけっぱなし、ある。
寝室のエアコンだけつけっぱなし、ある。

なお、すべてが一度に使えるようになる訳ではなく、2015年12月の公開後、2016年6月、9月と順次機能が加わっていく予定だ。また、パナソニックのHEMSを組み込んでいない住宅では使えない。