米国に本拠を置くソフトウエア著作権保護団体 The Software Alliance(BSA) は、職場で行われている違法コピーを通報した人に、最大100万円を渡す「報奨金プログラム」を6月15日までの期間限定で実施する。特設サイトで案内している。

職場の違法コピーを通報すれば最大100万円-- BSA が今年も報奨金プログラム
BSA の特設サイト

BSA は2013年6〜7月に初めて日本で違法コピーの通報に対する報奨金プログラムを実施。ソーシャルメディアなどで大きな反響を呼び、期間中に合計262件の通報があったという。これは同団体の予想を大きく上回る成果だったため、2014年も実施を決めた。

企業をはじめ学校、病院など幅広い組織が対象だ。違法コピーを行った組織が権利者に損害賠償金を支払った場合、通報した人が報奨金を受け取れる仕組みになっている。

賠償金が2,000万円以上であれば報奨金は最大100万円。賠償金が1,500万円以上2,000万円未満であれば報奨金は100万円未満、賠償金が1,000万円以上1,500万円未満であれば報奨金は75万円未満、などとなっている。なお、前回は3人が100万円を得たという。