米国 Microsoft(MS)は、低価格な PC や タブレットに向けた無料版の Windows OS を市場に投入すると公式ブログで明らかにした。

MS、Windows の無料化を拡大、250ドル以下の端末も対象に
「Windows 8.1 with Bing」を紹介する公式ブログの記事

すでに、大きさが9型以下のタブレットなどはライセンス料なしで Windows を搭載できるようになっており、今回の発表はそれに続くもの。海外のIT関連ブログの情報によると、サイズは関係なく販売価格250ドル以下の製品が対象になるという。

新たな無料版の名称は「Windows 8.1 with Bing」。搭載する Web ブラウザ「Internet Explorer」の標準検索エンジンを MS の「Bing」に設定してあるのが特徴。ただしユーザーはあとから自由に検索エンジンを変更できる。またサブスクリプション(定額課金)方式のオフィスアプリケーション「Office 365」の利用権1年分が付属する。

MS が Windows OS の無料化を進める背景には、米国 Google が展開する割安 PC 「Chromebook」への対抗があると分析する向きもある。Chromebook も、搭載する Chrome OS は無料だが、Google の検索エンジンをはじめとするインターネットサービスと強く結びつくことで収益を上げるモデルを採用している。