Web ブラウザ上で使える RSS リーダ「livedoor Reader(ライブドアリーダ)」が12月25日にサービスを終了する。一世を風靡(ふうび)した RSS リーダがまた一つ姿を消す形になるが、開発者は乗り換え先として海外サービス「feedly(フィードリー)」を紹介し、詳細な移行方法を案内している。

終了する「livedoor Reader(ライブドアリーダ)」開発者、「feedly(フィードリー)」を爆推し
12月25日で終了する livedoor Reader

livedoor Reader はさまざまなニュースサイトやブログを情報源として登録することで最新の話題を取得し、一覧したり、分類、整理したりできるサービス。2006年にライブドアが公開し、ユーザーから一定の支持を集めてきた。

しかし最近は、RSS リーダを取り巻く状況が変化。自分で情報源を探し回らなくても、ユーザー同士のつながりの中で自然に最新の話題を入手できる Twitter、Facebook などソーシャルメディアが台頭し、従来の RSS リーダは次々に退場。同分野の最大手だった Googleの「Google Reader」も2013年にサービスを終了した。

もちろん今でも、RSS リーダのファンは多く、受け皿となる国内、海外サービスはまだ複数稼働している。livedoor Reader のユーザーはいずれかを乗り換え先として選ぶことになるが、同サービスの開発者が勧めているのは feedly だ。

feedly は Google Reader の乗り換え先としても注目を集めたサービスで、簡素なデザインと使い勝手のよさには定評がある。Web ブラウザ上で利用できるだけでなく iOS 、Android 版アプリケーションもあり、PC、スマートフォンどちらにも導入しやすい。

feedly
feedly

2年ぶりに更新した livedoor Reader の開発者ブログでは feedly への移行方法を詳細に解説している。livedoor Reader に保存してあるデータの出力から、feedly への取り込み方法、feedly の基本的な使い方、さらには feedly の見栄えを livedoor Reader に近づける方法までスクリーンショット付きで細かく案内している。

livedoor Reader の開発者がすでに feedly を相当使い込んでいることをうかがわせる。