米国時間10月25日に幕を閉じた Twitter 連携画像共有サイト「Twitpic」だが、サービス終了後も Web サイトは閉鎖されず、投稿済みの写真とビデオの閲覧は継続して行えることになった。Twitter が Twitpic ドメインと投稿データの維持に合意したためという。

Twitter 連携の画像共有サービス「Twitpic」、ドメイン存続と閲覧継続が決定
サービス終了、継続、終了、ドメイン存続の発表が並ぶ
Twitpic の公式 Twitter アカウント

Twitpic は、Twitter と連携して写真共有が行える画像共有サービス。2008年2月より運営されている。Twitter に写真投稿機能が搭載されたのが2011年ということもあって Twitpic は重宝され、現在も多くの人が利用してきた。Twitpic というサービス名称は2008年のサービス開始当初から使っていた。これに対し Twitter 社から使用を止めるよう求められ、継続使用する場合は Twitter 用 API アクセスの拒否をほのめかされ、サービス終了に追い込まれた。

今回 Twitter が Twitpic ドメインなどの継続使用を認めたため、Twitpic に投稿済みの写真は今後も閲覧できる。自分の投稿した写真や Twitpic アカウントそのものを削除することも可能。念のため、写真をエクスポートしてダウンロードする機能も用意されている。

新規投稿は当然行えない。スマートフォン用アプリケーションは、iOS 版も Android 版もそれぞれのアプリ ストアから削除される。サポートも受けられなくなる。

Twitpic 創業者の Noah Everett 氏は、今回の発表を行った公式ブログで「Twitpic のユーザーはそもそも Twitter ユーザーであり、Twitter は Twitpic の投稿済みデータを維持することに合理性がある」と指摘した。Twitter は“Twitpic サービス完全閉鎖でユーザー離れを起こすのは得策でない”と判断したのかもしれない。