Facebook Japanはメディア関係者を招いた説明会を12月9日に開催。拡張されて間もないオフィスが公開されたほか、長谷川晋代表取締役が日本市場の状況や今後の戦略などを語りました。
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むき出しの配管にこめられた想いとは |
東京・六本木の高層ビルにあるFacebook Japanのオフィス。明るく開放的な室内に入ると、わざとむき出しにされた天井の配管が目につきます。実はFacebook社では、「旅はまだ1%しか終わっていない」という言い回しで成長の可能性が大きく残されていることを表現。オフィスも“未完成”の状態にすることで、今後の発展に対する意欲を表しているそうです。
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天井の板をわざと外したそう |
“未完成”のオフィスではありながらも、職場環境としては申し分がなさそう。自由な姿勢で仕事ができるよう、高さを変えられるデスクやバランスボールなどが置かれています。InstagramやOculus VRを傘下におく企業として、写真撮影用の特殊なセットやOculus Riftのデモができる専用の部屋なども設置。そのほかに、自由に楽しめるスナック・ドリンクや靴を脱いでくつろげる小部屋などが用意されており、ほどよく息抜きしながら仕事に打ち込める環境が整っているように感じました。
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デスクを高くして、立ったまま作業することも可能
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Oculus Riftのデモ専用の部屋 |
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脚を伸ばして座れる空間、うらやましい! |
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各会議室の名前は、「日本的で海外の社員も発音しやすい」和製英語からチョイス |
2015年は「モバイル(スマートフォン)での使いやすさを重視してサービス向上をはかった」というFacebook。その結果について長谷川氏は、「Facebook・Instagramとも、ユーザー数が多いだけでなく利用頻度も高いサービスに成長している」と話し、日本社会での浸透にも自信を見せました。またB to B事業として展開する広告サービスも、スマートフォンの特性を生かした配信方法や高いターゲティング精度などにより、クライアント企業の売上げ増加といった実績を着々と積んでいるようです。
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日本市場の戦略を話す長谷川晋代表取締役 |
2016年の全社的なビジョンについて長谷川氏は、「FacebookやInstagramなど各サービスの特性をふまえた向上をはかり、コミュニケーションのさまざまなニーズに応えていく」と説明。また、Oculus Riftに代表される仮想現実(Virtual Reality:VR)も力を入れていく分野として挙げました。日本市場においては、モバイルアプリ向けの広告サービスや中小企業のマーケティング支援、良質なクリエイティブ(広告素材)の製作などに重点的に取り組んでいくそうです。
2010年の設立から数年間で、オフィスもメンバーも一気に拡大したFacebook Japan。2016年も日本のSNS市場を盛り上げていってくれそうです。
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2016年も期待してます! |