ドワンゴとニワンゴは、コンテンツ配信サービス「niconico」の「ニコニコ生放送」において、4月14日の地球最接近へ向けて移動中の火星のようすを生中継する。番組名は「ニコニコ天体観測 地球に接近する火星を見よう」。放送開始日時は4月11日20時。

「ニコ生」、最接近に向かう火星を生中継、本日20時から
最接近に向かう火星を生中継
(出典:ドワンゴ/ニワンゴ)

火星は太陽系で地球に次いで太陽に近い惑星。太陽を回る軌道の関係で、火星と地球は約2年2か月ごとに接近する。地球に近づくと火星は明るく大きく見えるようになるため、観測のチャンスだ。

今回の生放送では、火星の映像を中継するほか、木星や土星なども放送する。ただし、火星を映像で捉えることが難しい天候の場合は、番組の内容を変更したり、放送を中止したりすることもある。

天文情報サイト「アストロアーツ」の「【特集】2014年 火星接近」によると、火星が接近する際の地球からの距離は、両惑星の軌道の関係で大接近の 6,000万km 弱から 小接近の 1億km 強までその都度異なる。今回の距離は 9,239万km で準小接近とされる。今後の接近では次第に距離が縮まり、2016年5月31日には 7,500万km、2018年7月31日には 5,800万km まで近づく。

なお、実際に火星を観察するなら、国立天文台の公開している情報を参考に、南の空が良く見える場所で探そう。

最接近前後の火星の動き (出典:国立天文台)
最接近前後の火星の動き
(出典:国立天文台)