IT インフラ ソリューションのネットワールドは、自社のファイルシステムを「NetApp FAS2240」で再構築した。

NetApp 社の最新ストレージ OS「clustered Data ONTAP」の中小規模システムにおけるメリットを実証するためだ。再構築に要した時間は実質的にわずか2日で、すべて無停止で構築できたそうだ。

また、新システムでは、これまで週末2日間かかっていたテープベースのバックアップを DtoD(Disc to Disc)バックアップに変更、その結果バックアップ時間が約1時間に短縮され、clustered Data ONTAP の検証と同時に、業務課題も解消された。

NetApp のユニファイドストレージ「FAS/V シリーズ」に搭載される clustered Data ONTAP は、スケールアップ/スケールアウトが可能な、拡張性のあるストレージ OS で、システムを停止しないオペレーションが可能。2013年7月にリリースされた clustered Data ONTAP 8.2 では、拡張性が向上し、クラスタ構成機能や高度な QoS 機能が搭載された。

ネットワールドは、エントリーモデルの FAS2200 シリーズでの clustered Data ONTAP の導入実績がなかったため、クラウド環境などの大規模システムだけでなく中小規模システムでのシンプルな使い方でもメリットがあるかどうか、自社のファイルサーバーを既存の FAS2040A(OS は Data ONTAP 7-mode)1台から NetApp FAS2240A-2 2台にリプレースし、その効果を確かめた。

ネットワールドが自社ファイルシステムを「NetApp FAS2240」で再構築、最新ストレージ OS を検証
導入構成図