米国 Adobe Systems と DMM.com の連携サービスが始まった。画像編集アプリケーション「Photoshop CC」で作成したデータを、有償の 3D プリントサービス「DMM.make」にすぐ送信し、立体として印刷できる。

Adobe と DMM.com が連携、Photoshop のデータを DMM.make で 3D プリント
Photoshop CC による 3D プリント用データ編集の例(出典:Adobe)

すでに、Photoshop CC から DMM.make のサービスを利用するための情報を集めた特設サイトが公開になっている。ここではデータの作成方法から印刷の注文まで詳しい解説が閲覧できるほか、3D プリント向けのサンプルデータをダウンロードできる。

今のところサンプルデータにはスマートフォン用ケースとクルマの模型の2種類があり、いずれも Photoshop CC で自由に編集することが可能だ。

さらに 3Dプリント向けのプロファイルもダウンロードできる。Photoshop CC 上でサンプルデータなどと組み合わせると、DMM.make で印刷する際に選択可能な素材や色の組み合わせをプレビューできる。

これらのプロファイルは、DMM.com が作成し、Adobe が検証した。両社とも今回の連携サービス開始に先立ち入念に準備をしたようだ。Adobe は1月から、米国の 3D プリントサービス「Shapeways」と連携を始めていたが、日本では DMM.com を有力企業と見て協力相手に選んだ。Adobe は DMM.com を日本における「3Dオンラインプリント業界 No.1」と評価している。