新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、最新の電子デバイス技術の用途を拡大、新市場の創出を目指す、5テーマの委託事業を開始する。

NEDO、電子デバイス技術の用途を拡大する新事業を開始
NEDO、電子デバイス技術の用途を拡大する新事業を開始

同プロジェクトでは、3つの項目を実施する。まず、クリーンデバイス適用を想定する使用事例の創出だ。ユーザーニーズ、具体的製品/サービス、優位性、省エネルギー効果、市場規模、クリーンデバイス製造事業者から、それを活用するサービス事業者までの連携体制などを明確化する。

次に、実装/実証。使用事例でのクリーンデバイスを実装した実証試験を行い、実用妥当性を検証し、測定方法/評価方法を明確化する。

そして、信頼性/安全性、標準化/共通化に係わる方針まとめ、計画を策定、体制を構築する。クリーンデバイス普及の課題解決に向け、対応委員会やコンソーシアムなどの体制を設置し、信頼性/安全性や今後の標準化/共通化に向けた方針をまとめ、計画を策定するのだ。

将来的には、海外での普及拡大に繋げ、クリーンデバイスを活用した製品/サービスの新市場の創出を目指す。新しい事業は2014年度から2016年度の3年間を予定しているという。

クリーンデバイスとは、社会に実装されることで省エネルギー効果が期待される、最新の電子デバイス。