三菱東京 UFJ 銀行が米国 IBM と、IBM のコグニティブシステム「Watson」(ワトソン)とその関連技術の活用で合意した。Watson とは米国 IBM が開発した、複雑な質問や会話などを理解したり、学習したり、予測できるシステム。

三菱東京 UFJ 銀行は、これまで、人工知能を活用した音声のテキスト化、マイニング分析、画像解析、自動応答などの要素技術の研究を行っており、IBM とも Watson の金融業務への適用方法について検討を重ねてきた。

今回の合意で、三菱東京 UFJ 銀行は、オムニチャネルの実現に向け、Web サイト、コールセンター、店舗などでの顧客からの問合せへの対応や行員の業務支援などに IT 技術を活用、サービス向上を図る。

また、将来的には、IBM とWatson の更なる活用領域として、顧客の資産管理や財務アドバイス、コンプライアンスなどの内部管理分野でも検討を深めていく。

三菱東京 UFJ では IBM のワトソンが電話に出るかも
IBM Watson Web ページ