綜合警備保障(ALSOK)は、自律走行機能を備え、顔認証による人物特定や迷子捜索、不審者検出などが行える警備支援ロボット「Reborg-X(リボーグエックス)」の販売を4月に開始する。警備員および施設のオペレーションセンターと連携することで、来訪者への情報提供、案内、警備といった業務の省力化につなげられるという。

ALSOK が自律走行する警備支援ロボ「Reborg-X」発売、ロボコップや ED-209 はまだ遠い
警備支援ロボット Reborg-X

Reborg-X は、地図データを参照しつつ障害物を避けながら自律走行し、ショッピングセンターや空港、スタジアムのように混雑した場所でも自動巡回することが可能なロボット。巡回中に得た異常や接客などの情報を、オペレーションセンターや警備員に送信して共有する。

タッチパネル付き画面を備え、案内用コンテンツを表示したり、さまざまな言語による音声ガイドを行ったり、離れた警備員/オペレーションセンター担当者と通話したりすることもできる。こうした機能を活用することで、来訪者へのきめ細かな対応が可能としている。

「おまかせ走行」モードに設定すると、Reborg-X は一定範囲内いる人に自動的に近寄って指定された動作を実行する。例えば、営業時間中は来訪者に案内を流し、それ以外の時間帯は不審者とみなして威嚇する、といった用途が考えられる。さらに、顔や着衣の色などの情報から人物を識別できるので、特定人物の発見や不審者の検知に利用可能。迷子探し、VIP 出迎え、不審者発見などに使えそうだ。

サイズは高さ145×奥行き70×幅 70cm、重さは 140kg。

ALSOK は、Reborg-X を東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中(3月3日から6日)のセキュリティ関連展示会「SECURITY SHOW 2015」に出展している。

主な SECURITY SHOW 2015 出展内容 (出典:ALSOK)
主な SECURITY SHOW 2015 出展内容
(出典:ALSOK)