テスラのライバル?「ファラデー」1,000馬力の電気自動車を披露
公式サイトでは詳しいデザインが公開中だ

米国の新進電気自動車(EV)メーカー「Faraday & Future(ファラデー)」が、1,000馬力のコンセプトモデル「FFZERO1 Concept」を初披露した。流麗なデザインはもちろんだが、この分野で気を吐くTesla Motors(テスラ)との対決色にも注目が集まる。

ファラデーは、2014年に設立したベンチャー。幹部には元テスラの技術者を抱え、両社に因縁の関係をみる人は少なくない。

米国の経済誌「Forbes(フォーブス)」は、テスラと比較したファラデーの迅速な動きを伝えているし、ほかのニュースサイトなどはもっとあけすけに「テスラの対抗馬」と書き立てるところもある。日本の著名ブログ「GIGAZINE」でも「テスラを追う新興EVスタートアップ」と紹介している。

肝心のFFZERO1 Conceptだが、米国の家電見本市「CES」で実車を披露しただけでなく、公式サイトで詳しいデザインを公開しており、日本のEV好きがじっくり鑑賞できるようになっている。

4つのモーターを搭載し、最高出力は1,000hp(約1,014PS)をうたう。時速60マイル(約97km)まで3秒で加速し、最高時速は200マイル(約322km)超とか。運転席のみのシングルシートで、直感的な操作を行えるようヘッドアップディスプレイ(HUD)などを搭載する。スマートフォンに接続して車外から各種の設定を行えるほか、自動でドライバーへの最適化が可能だとしている。

YouTubeでしゃれた動画も公開中だ。


コンセプトモデルとはいえ、かなり趣味に走ったデザインに思えるが、量産モデルはいつごろ登場するのだろうか。あと数年で、との情報もあるが、今後の動向が気になるところだ。