ライフメディアは、同社の調査サービス「リサーチバンク」を通じ、無料メッセージ/通話アプリケーション「LINE」の利用状況を調査した。それによると、スマートフォン(iPhone および Android)ユーザーの71.7%が利用しており、特に利用率の高い10代に限ると、男性は86.2%、女性は93.8%が使っていた。1年前の調査に比べ、ほとんどの年代/性別で利用率が高くなっている。

10代女性の9割超が使う「LINE」、女性にはスタンプ/着せかえが人気
LINE の利用状況

LINE 利用者に使っている具体的なサービスを質問したところ、「トーク(メッセージ交換)」が92.2%で最も多く、「無料(音声)通話」が62.9%、「グループトーク」が54.3%となった。これら3サービスは男女で利用率に大きな差はない。しかし、「スタンプショップ」は男性29.0%、女性54.1%、「公式アカウント(友だち追加)」は男性19.2%、女性38.0%、「着せ替えショップ」は男性6.1%、女性19.6%と、大きな男女差のみられるサービスもあった。

また、IP 電話サービス「LINE 電話」の利用率は14.7%、「無料ビデオ通話」の利用率は12.8%にとどまった。なお、6割以上の利用率で使っている人の多い「無料(音声)通話」であるが、LINE 利用者の41.5%は「音質が悪い」としている。

LINE で使っているサービス
LINE で使っているサービス

スタンプショップの利用状況については、利用者の96.9%が無料スタンプをダウンロードしており、圧倒的に多い。企業などの公式アカウントを友だちに追加するとプレゼントされるタイプのスタンプをダウンロードする人も57.0%いる。ちなみに、公式アカウントを友だちに追加する理由で一番多かった回答は「スタンプが欲しいから」(72.7%)だ。また、有料スタンプ購入は34.4%の人が行っており、男性が36.7%、女性が33.2%だった。

スタンプショップの利用状況
スタンプショップの利用状況

一方、LINE を使っていない人は、使わない理由として「自分には不要なアプリだから」(57.7%)、「プライバシー面で不安があるから」(43.8%)、「セキュリティ面で不安があるから」(40.0%)、「トラブルの恐れがあるから」(28.1%)、「『既読』がいやだから」(24.9%)といった考えを挙げた。

LINE を使わない理由
LINE を使わない理由

調査は、スマートフォン(iPhone および Android)ユーザーを対象に実施した。有効回答数者は1,300人。