富士通は、国内5校および ASEAN 地域1校の小学校/中学校に、ICT を使った授業に必要な機器とソフトウェアを貸与する「明日の学びプロジェクト」を開始した。あわせて、教材準備の簡易化や授業履歴の自動蓄積などができる「FUJITSU 文教ソリューション K-12 学習情報活用 知恵たま」も発売した。

富士通が「明日の学びプロジェクト」を開始、児童1人に1台情報端末を
時間割ランチャーによる教材準備のイメージ

同プロジェクトでは、授業で日常的にタブレット端末などの ICT 機器を利用するための指導案や導入手順などのノウハウの提供と、より有効な ICT 活用法などを提供する ICT 支援員の派遣も行う。また、参加校の教員同士で指導案や教材を共有できるコミュニティサイト「ちえがたまるポータルサイト」(「ちえポー」)を開始する。

コミュニティサイト サンプル画面
コミュニティサイト サンプル画面

これにより、「ICT を活用した授業ノウハウの習得負担」や「ICT 導入方法や活用ステップのイメージがつかみにくい」などの問題を改善するという。

同社は2016年3月を目処に、ICT 活用授業の実践と授業ノウハウの流通による普及モデルを確立して、ビジネス面での強化を図る。