鳥取のウイスキーメーカーが「アルコール製剤 MK-66」製造

ウイスキー、スピリッツを製造している鳥取県倉吉市のウイスキーメーカー「松井酒造」は「アルコール製剤 MK-66」を5月上旬に出荷する。経済産業省の許認可を取得している。

松井酒造は、鳥取県倉吉市の地下水を使ったピュアモルトウィスキー「倉吉」などを製造する企業。今回は手指除菌液の不足解消のため、酒類の製造過程でつちかった技術を活用してアルコール製剤の生産に取り組む。


ちなみに新たなMK-66は飲用の酒ではなく、製品の種類としてはアルコール66度の「食品添加物」という扱いになっている。ただし肌に触れた際に保湿に有効なグリセリン脂肪酸エステルなどの成分を加えてある。1本あたり容量1,000ml入り。

販売先は病院、介護施設などを優先し、次に小売店への流通販売を行う。生産量との兼ね合いがあるため、一般への個別販売については可能になった段階で松井酒造のSNSアカウントやWebサイトで告知する。またまずは地元である鳥取県に2000本を贈る。

松井酒造の公式サイトでは医療機関、流通業者それぞれを対象にした注文フォームを開設している。