tesra電気自動車生産予定
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安価なEV競争が激化する中、テスラから手頃な電気自動車が再び開発される可能性

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)から2020年に初めて約376万円(2万5000ドル)の電気自動車の開発が予告されました。その後音沙汰なく2024年となりましたが、同氏の計画は復活し、再び電気自動車の開発が再開する可能性が浮上しました。

テスラではコードネーム「レッドウッド」と呼ばれる手頃な価格の電気自動車の生産を2025年半ばに開始したいと考えています。


テスラの電気自動車開発構想とは

イーロン・マスク氏が初めて約376万円(2万5000ドル)の電気自動車について話し始めたのが2020年。後にその構想を保留しましたが、競合他社が独自の手頃な価格の電気自動車を次々に発売するといった状況を受け、電気自動車が復活する可能性が高まりました。

テスラが昨年、サプライヤーに「レッドウッド」モデルの「見積依頼」、つまり入札への招待状を送ったとされ、週間生産台数は約1万台との見込みです。

EV開発の競争が加速するか

テスラは昨年の終わりごろに、ウォーレン・バフェット氏が支援する中国の自動車メーカー「BYD」に世界最大のEV販売メーカーの座を奪われてしまいました。最も安価なEVは欧州で28,990ユーロで販売されており、これと比較すると、テスラの最も安い車であるモデル3セダンは、ヨーロッパで42,990ユーロで販売されており、価格競争でも後れを取りました。

一方、欧州の自動車メーカーであるルノー、シトロエン、フォルクスワーゲンも独自の電気自動車を開発し、手頃な価格競争に参戦しています。

テスラは大衆向けEVと並んでロボタクシーにも取り組んでいると言われていますが、手ごろなEVがテスラにて開発された場合、より低価格EVの価格競争が激化していくと見られています。