
Androidスマートフォンに話しかけるだけでさまざまな情報を教えてくれる「Googleアシスタント」。最近とても賢くなったと評判。ちょっとひねった質問にも答えてくれる。
Googleアシスタントは、いわば、iPhoneで利用できる「Siri」のAndroidスマートフォン版。Android 7.0 NougatとAndroid 6.0 Marshmallowに対応し、Google Play ストアを搭載する機種で使える。

スマートフォンのホームボタンを長押しするか 「OK, Google」と呼びかけて起動する。移動時にルートを検索したり、保存していた写真を呼び出したりと便利だが、実用性のない気楽な会話にも答えてくれる。
例えば「WindowsとMacどっちが好き?」と聞いてみよう。
「ウィンドウとは窓のことですか?換気するのに良いですよね」
「マックはチーズバーガーがおいしいですね」
「私はどちらも好きです」
以上のように、とぼけた返事をしてくれる。
ノートPCなどに入っているWindowsやMacは、それぞれMicrosoftとAppleという企業が開発しており、いずれもGoogleアシスタントの開発元であるGoogleとはライバル関係。従ってどっちも興味ないね、という気持ちをやんわり伝えているのかもしれない。
今度は「iPhoneとAndroidではどちらが好き?」と尋ねる。

「やっぱりAndroidが好きですね」
以上のように正直にGoogle製品を推してくる。いずれにしても表情アイコン(エモーティコン)を多用するのが特徴だ。
Siriは?
Siriに同じことを質問してみよう。まず「WindowsとMacどっちが好き?」と聞く。

「私の好みなんて気にしないでください」
Appleが開発しているMacの肩を持つかと思えば、さらりと流してしまうこともあるようだ。
今度は「iPhoneとAndroidではどちらが好き?」と尋ねる。

「個人的にはAppleファンです」
とはいえやはり自社製品を推すこともあるようだ。
やや「不思議ちゃん」のような雰囲気のあるGoogleアシスタントと、あくまでクールなSiri、音声アシスタントも、手掛けている会社によって個性が異なってくるというのは面白い。