
Vintage Electric(ヴィンテージ エレクトリック)は、V型エンジンを模したバッテリーケースが特徴の電動バイクを製造販売するメーカー。そのVintage Electricから新たに「72V パフォーマンスライン」が販売開始されました。

その名称通り、72Vのモーターを搭載した電動バイク。新モーターの搭載によって最大トルクは従来の2倍となり、最高速度は64km/hを実現しました。8-48km/h加速では従来の半分のタイムを達成しています。

従来モデルに搭載されている48Vモーターは、その出足の鋭さと加速の伸びやかさで知られていました。でも、新しい72Vモーターは伸びやかな加速の中に、逞しいトルクを体感できるそう。試乗した人によれば信号が青に変わった後の走り出しで周囲のクルマやバイクに負けることはなかったそうです。また急な坂を長時間登っても、トルク抜けを感じることはなかったのだとか。
高速充電に対応したのも、「72V パフォーマンスライン」の特徴。フル充電までの時間はわずか3時間に短縮されています。
「72V パフォーマンスライン」は、従来モデルのうち3車種「Roadster」「Scrambler」「Shelby」に適応されます。このうち「Roadster」では、舗装道路を余裕をもって快適に走行できます。

「Scrambler」は72Vモーターのポテンシャルをフルに解放するモデル。“荒々しく見えて実際に荒々しく、速そうに見えて本当に速い”というコンセプトを持ち、「狼の皮を被った狼」という、ちょっと分かりにくい異名を持つこのモデルでは、オフロードをよりパワフルに走行できます。

なぜ、被った?
「Shelby」はシェルビーUSAとのコラボで生まれた“2輪のコブラ”。シェルビーブルーに塗装されたボディと、72Vモーターによる太いトルクを楽しめます。

価格は「Roadster」「Scrambler」が6,995ドルで「Shelby」が7,249ドル。日本への送料や手数料などが別途必要となります。行動を走行可能にするのはちょっと大変かも。でも「Scrambler」を買って許可されたオフロードパークなどを走行するのは楽しそうです。
