6月24日はUFO記念日。1947年の6月24日に、米国で初めてUFOが目撃されたことに由来している。
東京都千代田区北の丸公園にある国立公文書館の公式Twitterアカウントは6月24日、「弘賢随筆」中の挿絵、いわゆる「江戸時代のUFO」の画像を投稿。一部UFOマニアの間で話題となった。この挿絵は、享和3年(1803)2月に常陸国(現在の茨城県)の沖に漂っていたUFOのようなあやしい船と、その中にいた女性を描いたものだそうだ。
今日(6/24)はUFOの日。1947年のこの日、米国で初めて空飛ぶ円盤が目撃されたことに由来するそうです。画像は「弘賢随筆」中の挿絵。常陸国(現茨城県)沖を漂流していたあやしい船と、中にいた女性の絵だそうですが・・・。#UFOの日 pic.twitter.com/TyRPsMVKLw
— 国立公文書館 (@JPNatArchives) 2016年6月23日
国立公文書館の役割は、「国の機関で作成された公文書の中から、歴史資料として重要なものを選んで保存し、一般に公開する施設」だという。
だが国立公文書館の展示には、UFOマニア、UMAマニアを引きつけてやまないものもある。例えば2003年の特別企画展「江戸の怪」ではカッパなど、江戸時代の人たちを驚かせた妖怪や怪獣に関する資料20数点が展示された。
今回Twitter公式アカウントに投稿された挿絵も、この企画展に登場している。
さて、国立公文書館の役割が、重要な公文書を保存することだとすれば、その公文書の中には、UFOに関するものはないのだろうか。それについても、国立公文書館の公式アカウントはツイートしている。
承前)2013年に英国国立公文書館が、今年は米国CIAがUFO関連の文書を公開したそうですが、残念ながら当館にそうした文書は移管されていません。日本政府の公式見解は「未確認飛行物体の存在を確認していない」(2007年閣議決定の答弁書)です。信じていただけますよね?・・・フフッ
— 国立公文書館 (@JPNatArchives) 2016年6月23日
残念ながら国立公文書館には、UFOに関する文書は“移管されていない”とのことだ。信じるか信じないかは、あなた次第といったところだろうか?
ちなみに、米国では7月2日が“正しい”UFO記念日であるとするコミュニティも存在している。こちらは1947年7月2日に起きた、いわゆる「ロズウェル事件」に由来したもの。この日には多くのUFOマニアが、政府に対してUFOに関する機密事項の公開を求めるのが恒例となっている。